シンスプリント

今日は半年以上シンスプリントにお悩みの女子高校生が来院されました。

高校に入ってから陸上を始めたとのことですが、痛みでしばらくちゃんとした練習は出来ていないそうです。

まず、シンスプリントについて書いて行きたいと思います。

シンスプリントとは

下腿(すね)の内側にある脛骨の下約1/3のあたりに痛みが発生し脛骨過労性骨膜炎とも言われています。痛みは脛骨に沿って筋肉痛のような痛みから始まり徐々に疼くような痛みに変わります。ある一点に集中する痛み(この場合は疲労骨折の可能性も)ではなく、 筋肉が骨に付着するラインに沿って起こります
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なんで発生するのか?

ランニングや短距離など足の過度の使用
ジャンプをすることの多い競技
薄く硬いシューズでのトレーニング
足の筋肉の柔軟性が足りない
筋量が足りない

などが原因で起こります。
特に筋肉の柔軟性・筋量が足りない状態でスポーツを続けると筋肉の付着している骨の部分を引っ張ってしまい骨の表面にある骨膜が炎症を起こして痛みが発生します。

シンスプリントを引き起こす筋肉

シンスプリントに深く関わってくるものが後脛骨筋をはじめ長母指屈筋、長趾屈筋、前脛骨筋と言われる筋肉です。
これらの筋肉はそれぞれ足の動きに関係しています。
これらの筋肉の過度の使用により骨膜を引っ張り炎症を起こします。
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治療法は

1治療法はその患者さんの痛みの状態に応じて一人一人変わりますが、当院では徒手療法(指で直接筋肉を緩める方法)を行い筋肉を緩めていきます。

2その後足首の抵抗運動などを行い、運動をさせながら筋肉を動かして緩めていきます。
症状に応じてバランスディスクなどを使い足首を不安定にした状態で筋肉を動かします。
この時筋力が足りない方は足首がグラグラして倒れそうになります。

3後脛骨筋は下腿下1/3の部分だけ、長母指屈筋、長趾屈筋は身体の表面から触ることが困難なので超音波治療器を使い筋肉を刺激していきます。

必要に応じてハリや電気治療を行うこともあります。

今日来院された高校生は脛骨内側の下1/3の部分の触診時の痛み、走行時、歩行時、ジャンプ時の痛みがありました。
上の手順で治療させて頂き、治療後には触診時、ジャンプ時の痛みがましになったと言って頂けました。

シンスプリントはすぐに痛みが治るものではないので完全に良くなるまでには根気がいります。
けど、ちゃんと治療をすれば痛みはなくなりますのでシンスプリントにお悩みの方は一度ご相談下さい。


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美療鍼灸整骨院

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