産後の腰痛 骨盤の歪み
産後1ヵ月で腰痛にお悩みの患者さんが来院されています。
初診時に問診・検査をさせてもらいお身体の状態を確認させて頂きました。
まず気になったのは歩き方です。ご本人はまっすぐ歩いているつもりらしいのですが、他人が見ると右足ばかりを使い、体が斜めになって歩いているので見た目的にも悪いですし、腰にも負担をかける歩き方をしていました。
次に骨盤の状態を確認させて頂きました。すると骨盤の歪みがかなり酷い状態でした。
骨盤は左右の寛骨と真ん中にある仙骨で構成されています。
そのうち左の骨盤は後傾し、右の骨盤は前傾している状態で右の骨盤と左の骨盤の高さが全然違う状態でした。
全然高さが違うということは真ん中にある仙骨をしっかりと挟みこむことができないため、仙骨の安定性がなくなり結果的にその上にある腰椎から上半身が不安定な状態になります。
不安定な状態で体を動かしていくと周りの筋肉や関節に負担をかけてしまい、腰痛や股関節痛を引き起こすのです。
産後ということだったので骨盤ベルトを普段されているかお聞きしたところ「普段は面倒くさくてほとんど着けていませんでした」とのこと。
産後1~3か月はリラクシンというホルモンが出ているため骨盤が緩みやすく歪みやすい状態です。
リラクシンは妊娠中~後期に出始めるホルモンでお腹の中で赤ちゃんが大きくなるにつれて子供の寝床を確保するために骨盤を緩めて広げてくれるホルモンです。
産後も1~3か月後まで出続けますし、今までしたことのない赤ちゃんのお世話もしないといけないのでその期間が一番腰痛や股関節痛が出やすい時期なのです。
産後は骨盤ベルトをして骨盤を固定しておいた方がいいですよ。
逆に産後4~5か月経つとリラクシンが出なくなるため骨盤は固まってしまいます。
そうなると骨盤ベルトも必要なくなるので外しても良いでしょう。
要するに骨盤が緩んでいる産後1~3か月の間に骨盤矯正をすることで骨盤を正しい位置に戻してしっかりと固定してあげる必要があります。
実際当院に産後の腰痛や骨盤の歪みで現在来院されている方は4人ほどいらっしゃいますが皆様骨盤矯正を行ってから通院5回目ぐらいで痛みが7~8割軽減され、10回までに日常生活に支障ない状態になっています。
最初に書いた足をひいて歩いていた患者さんも現在では普通にお子様を抱えて歩いて散歩に行けているようです。
僕は男で産後の骨盤の歪みはありませんが、子供ができて抱っこすることが多くなり、多少なりとも腰痛を感じることがあります。
産後で骨盤が歪んだ状態の女性なら余計に腰に負担がかかっているはずです。
無理をして腰痛が酷くなると赤ちゃんのお世話にも影響が出てしまいます。
痛みが酷くなる前に一度ご相談下さい。
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