足首の捻挫の治療
本日は以前、肩の痛みでご来院頂いていた患者様が来院されました。
お電話で状態確認をさせて頂くと
朝急いで出かけようとしていて雨に濡れた地面で足が滑り転倒したそうです。
安静時に痛みはないということでしたが、話を聞く限りは捻挫の状態だったので当院に来るまでに足首を冷やす(アイシング)ように指示させていただきました。
捻挫の場合、転倒したその時に痛みや腫れがなくても時間の経過と共に炎症が起こり、痛みや腫れが出てくるため最初の処置が後の予後を左右します。
当院では、電話に出た時に症状をお聞きしていますので急性期のケガの場合、わかる範囲で初期処置を指示させて頂いています。
お聞きした症状や内容によっては当院で処置するよりも整形外科等で処置してもらった方が良い場合もありますからね。
当院にお電話する際は、お名前、症状、予約希望日、お電話番号をお伝え下さいね。
足首の捻挫は足を引きずるぐらい痛い場合も・・
お電話を切って、数時間後患者さんが来院されました。
すると足を引きずるように歩いていたため、見させて頂くとかなり足首の部分が腫れていました。
しっかりとアイシングをして頂いていたため患部に熱はあまり感じられませんでしたし、安静時痛もほとんどありませんでした。
ただ歩行時の痛み、力を入れると痛いなどの症状が出ていました。
患部が腫れているということは靭帯や筋肉が部分的に断裂したり、傷ついてしまったということです。
その傷ついた部分を自分自身の体が自分を修復しようとして炎症物質が患部に集まってきます。
それが腫れの正体です。
だから患部が腫れること自体は悪いことではないのですが、関節の内部にまで腫れてくると関節の動きが悪くなり、歩行困難になることがあります。
今回の場合は、まさにそうような状態でした。
捻挫でも非常に多い内反捻挫と言われるもので外くるぶしと足の甲の骨を結ぶ靭帯が過度に引き延ばされて部分的に断裂した状態でした。
足首の捻挫の初期処置
こういう急性期のケガの処置は、RICE処置を基本とします。
R rest (安静にする)
I icing (冷却する)
C compression (圧迫・固定する)
E elevation (患部を心臓より上に挙上する)
ただし、この処置だけでは早く良くならないので当院ではメディセル筋膜療法を行います。
メディセルは腫れて硬くなっている皮膚や筋膜を吸引しながらローラーで緩めていきます。
すると腫れてパンパンになっていた皮膚や筋膜がゆるみ、血液の循環が良くなり関節の腫れが引いてきます。
腫れが引くと関節の動きがしやすくなり、歩行が楽になったり、痛みが軽減するという訳です。
ということで今回の処置は
・メディセルを患部に当てて、腫れを引かせるように施術
・靭帯の傷には超音波を行い、傷の修復を促すようにした
・足首が痛くならないように固定をして歩行しやすいようにテーピング
という風にさせて頂きました。
治療後は来た時よりも歩くのが楽との事でした。
捻挫は先ほども書いたように靭帯や筋肉の部分的な断裂なのですぐに痛みが無くなるということはありません。
しかし、痛みを軽減したり、早く治る環境を作ることは可能です。
痛みのある状態をほおっておいても痛み自体は軽減してくると思いますが、治るまでに長期間を要したり、いつまで経ってもなんか少し痛いなぁといった事が続くことが多いです。
最初にも書いたようにケガは初期処置が大切です。
早めの受診をお勧めします。
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