バスケットボールによるシンスプリント

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バスケットボールをしている高校生が来院されました。

最初に痛みが出だしたのは1~2か月ほど前からみたいです。
痛みがでだした頃は整形外科に受診されレントゲンを撮り、シンスプリントと診断されたようです。

「骨上には問題はありません。シンスプリントなので痛み止めの塗り薬と湿布を渡しておきますのでこれで様子を見て下さい」と言われたようです。

その後整形外科で言われた通り、湿布と塗り薬で様子を見たところ症状が少しずつましになりこれならプレーしてもいけると判断し、再度バスケットボールを開始したようです。

プレーを何日か続けていると再度痛みが発生し、我慢して続けていると痛みが以前よりも強くなり歩行時にも痛みが出るようになったそうです。

そこで整形外科ではなくもう少しちゃんと治療をしてくれる整骨院をインターネットで探していたところ当院を知り、来院されました。

問診時に整形外科でシンスプリントとの診断を受けたとお聞きしましたが、当院では問診時に痛みのある場所以外の場所も見ていきます。

なぜなら、痛みの出ている場所以外にも原因がある可能性があるからです。

実際にこの患者さんはシンスプリントで脛骨中下三分の一部分痛みがあり、ジャンプの着地時痛、走る時の痛み、屈伸時痛などの運動時痛が著明でした。

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しかし痛みの原因は他の場所からきていました。

例えば、この患者さんは下肢全体のアライメント異常があり、いわゆるO脚の状態で大腿骨と下腿の骨がずれている状態でした。

大腿骨と下腿の骨がずれていると足関節が歪んできます。足首が内側に歪むとジャンプした後の着地時の衝撃を上手く分散できずに下腿の骨に大きく負担をかけてしまいます。

後ろから見た図です。

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これがシンスプリントの痛みを引き起こす正体でした。

さらに体を大きく見ていくと骨盤にも歪みがあり、体全体が歪んでいる状態でした。
バスケットボールというスポーツの特性上、ジャンプや急な方向転換が多いために日頃から少しずつ歪んできたものと思われます。

今回は歩行時にも痛みがある状態なので歪みの改善の前に痛みをとることを優先しました。

今回はメディセルを使い、先に股関節・仙腸関節・臀部・大腿部の調整を行いました。
するとさっきまで痛みのあった動作がかなりましとのことでした。

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これからもわかるように患部以外のところを調整するだけでも痛みが取れる場合が多々あるのです。

さらに患部である脛骨内側にもメディセルで調整をしたところで先程のジャンプや屈伸をしてもらうとほぼ痛みがないとのことでした。

今回はそれで治療を終了しました。

もちろんこれで痛みがとれたということではなく、一時的に痛みを引かしている状態です。

これをしばらく繰り返し痛みが引いてきたところで運動療法を行い、下肢のアライメントを調整し歪みを治さなければまた痛みが再発してしまいます。

シンスプリント以外でもそうですが、痛みの基本治療は

痛みを減らす→運動療法で歪みを治す→関節運動を安定させる の過程が必要です。

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